会話
最近酒の席の勢いでTinderを始めたのだが、どうも面白くなかった。
Tinderは今まで何回も酔った勢いで入れてはなんだか面白くなくて辞めてしまっていた。
ただ、この前通信料とバッテリーと時間をこんなに使って、この面白くもないことをやっている自分に腹が立ってきて、やるなら面白くしてやろうと、積極的に使うようにした。
マッチした人間は、よほど苦手そうでなければ、いろいろなタイプの挨拶でメッセージを送ってみたり、そのためにネットに大量に落ちてる「最強のTinderメッセージ!」「モテる!LINEのコツ!」みたいなブログや動画を見てみた。
いや、実際いろいろ試してみるとわかることも多いのである。
マッチした人への最初のメッセージは返信率やその後の会話の流れを左右する。当たり障りのないものが無難だけれど、少しは会話の刺激になったほうがいいこともあったり。
会話をする中でも、お互いの趣味や普段の生活がほとんど何も見えない上での会話の為、また、相手の少なくとも初めの方のメッセージは概して素っ気ないというかやる気ないので、どうやって会話を盛り上げていくかの工夫をしていく。
これはなんだか、大学の新歓期に、新入生と仲良くなろうとコンパでいろいろと話してみるのと似ている。
いやまあ、初対面の人との会話と言えばそうなんだが、特にあれは、概して会話の相手の反応が薄いor表面的だ。
まだイマイチ溶け込めていなかったり、いろいろな警戒心を持ってきている彼ら彼女らには多種多様な質問をする。
「出身はどこなの?」「今まで何の部活をやってたの?」「普段休みの日とかは何をやって過ごすの?」
ただ、こんなつまらない質問には前述したようなテンションの相手とは会話は弾まない。ただの質問攻めになるわけである。
誰しも似たような経験は、どちら側でもあるはずだ。
でもこんなのは、そのコミュニティで過ごしていくうちに馴染んでいったり、または合わなかったから離れていくわけで、結果的にここでのコミュ力は最も重要なことでもない気がする。
でもTinderだとこれが全てで、ここの会話をどうにかするしかない。
そんなこんなで、僕は今死ぬほど話を合わせた女が大好きだというandymoriを話を合わせるために聴いていたらドハマりしてしまった。
こういうのも悪くないかな。
でもほとんどは悪いな。
上っ面の会話ばっかりになるし、あと大学生ですって自己紹介するとみんな息途絶えるんだけどなんでだろう。
最初っからプロフィールの一番上に大学名ババーンとのせてんのに目がないのだろうか。
こんな夜中にTinderを語る童貞ほど気持ち悪いものはないが、これは全ては同時にいっぱいレポートを突然課してくる教授陣と、前々から用意するのが何よりも苦手な僕の性格のせいにして眠る。
はやくまともな恋がしたい。